JRA日高育成牧場を見学|予約なしで楽しめる展望台とメモリアルホール
競馬ファンにおすすめ!日高観光で立ち寄りたい育成牧場
門別競馬場で私の出資馬が出走するということで、応援のために北海道・日高地方を訪れました。せっかくの機会なので、周辺の観光も楽しもうと立ち寄ったのが、浦河町にある「JRA日高育成牧場」です。
ここは、将来の競走馬たちが育成されるJRA(日本中央競馬会)直営の研究・育成施設。普段は関係者しか入れない場所ですが、敷地内には予約なしでも入れる「展望台」と「メモリアルホール」があり、競馬ファンにとってはたまらないスポットでした。
日高観光の立ち寄りスポットをお探しの方、競馬や馬に興味のある方にとって、静かで学びのある素敵な場所です。この記事では、見学時の写真とともに、実際に訪れて感じた魅力をご紹介します。
JRA日高育成牧場とは?強い馬づくりのための拠点
JRA日高育成牧場は、広大な敷地を持ち、主に2歳馬を対象にした「馴致(じゅんち)」や調教の研究・実践を行っている施設です。「馴致」とは、人が乗って走れるようにするための教育のこと。まさに競走馬としての第一歩を踏み出す場所です。
毎年6月から10月にかけては、事前予約制の場内見学ツアーも実施されています。「親子馬の見学」「体験乗馬」「装蹄(そうてい)実演」など、内容は盛りだくさん。次回はぜひツアーにも参加してみたいと思いました。
木造建築が美しい「メモリアルホール」へ
まず訪れたのは、予約なしでも見学できる「メモリアルホール」。車で「JRA日高育成牧場」の門をくぐってまっすぐ進むと、左手にその建物が見えてきます。
メモリアルホールは、かつて農林水産省が運営していた「日高種畜牧場」の事務所として使用されていた建物です。白い格子窓が印象的な木造建築で、どこか懐かしくもあり、牧場の歴史を感じさせる外観がとても素敵でした。
館内は土足禁止で、スリッパに履き替えて見学します。誰もいない静かな空間の中に、当時使われていた器具や、貴重な写真資料が展示されています。 競走馬育成の歴史を感じる空間でした。
旧場長室もそのまま残されていて、まるで時間が止まったかのような静けさが印象的でした。
展望台から広大な牧場を一望
次に向かったのは「展望台」。牧場の正門を背にして右手へ進むと見えてくる、シンプルな外観の建物です。
1階にはきれいな水洗トイレがあり、観光途中に立ち寄るにも安心。また、建物の前が駐車スペースになってます。展望スペースは階段を上がった2階にあります。
展望台からは、遠くにいくつかの厩舎のような建物が見えました。ただ、人や馬の姿は確認できず、静かで落ち着いた雰囲気です。敷地の境界ははっきりとは分かりませんでしたが、視界に入る建物すべてがこの施設の一部なのかと思うと、その広大さに圧倒されました。
展望台の内部には、競走馬が育成されていく過程を紹介するパネル展示もあり、「育成牧場」の役割を知る貴重な学びの場にもなっています。
静かな平日、野生動物に出会える癒しの時間
私が訪れたのは、6月の平日。場内はとても静かで、人の姿はほとんど見かけませんでした。その静けさの中で印象的だったのは、思いがけず出会った野生動物たちです。
建物の外に出ると、ふわふわの毛並みをしたウサギがぴょんぴょんと跳ねていました。そのすぐ後には、キツネの姿も。こんなに自然と動物が近い環境にあるとは思っていなかったので、まるで森の中を歩いているかのような気持ちになりました。
静かな平日だからこそ味わえる、この自然との距離感。観光施設というより、広大な自然の中に溶け込むような感覚が心地よく、何度も深呼吸をしたくなる場所でした。
口コミで評判の場内見学ツアー|次回はぜひ参加したい!
Googleの口コミでは、場内見学ツアーに参加した方の声が多く見られました。「装蹄の実演がすごかった」「研究職員の説明が丁寧」「一歳馬の馴致の様子が印象的」と、普段は見ることのできない裏側を体験できる貴重な機会のようです。
近くの「うらかわ優駿ビレッジAERU」に宿泊すれば、バス送迎付きで見学に行けるという情報もあり、競馬ファンの旅にはぴったりのルートだと感じました。
まとめ|競馬ファンも観光客も楽しめる静かな名所
JRA日高育成牧場は、予約がなくても気軽に立ち寄れる展望台とメモリアルホールがあり、競馬や馬に興味のある方にとってはとても魅力的な場所です。私のように出資馬の応援で訪れる方はもちろん、日高観光のついでにもおすすめできます。
次回はぜひ、場内見学ツアーに参加して、もっと深くこの牧場の魅力に触れてみたいと思います。