厚岸・霧多布・根室・野付半島 人気の観光スポットをめぐる旅 その3
「道東の人気観光スポットをめぐる旅」第3弾。根室から野付半島、中標津へと周ります。
北方原生花園
厚岸の原生花園あやめヶ原と似て、こちらにもポニーが放牧されています。納沙布岬からは10キロ程の場所にあります。晴れた日や花の咲く時期はお勧めの観光スポットです。特に人気のヒオウギアヤメは7月初旬から8月初旬までが見頃とのことです。立ち寄ったのは6月下旬でタンポポが咲いてましたが、開花時期にはまだ少し早いようでした。
レイクサンセットに宿泊
宿泊は、翌日に風連湖を見学するために、アクセスのよい「レイクサンセット」さんにお世話になりました。風連湖の目の前にあるコテージタイプの宿で、気さくなオーナーさんに風連湖で見れる動物などのお話を聞くことができました。相変わらずの濃霧のため星空は望めませんでしたが、風連湖の景色が目の前に広がっていて丹頂や、オジロワシ、キツネを見ることができました。食事も美味しく、また次回もお世話になりたいと思える宿でした。
詳細はこちら:レイクサンセット宿泊記風連湖
2014年暮れにこの地域を襲った爆弾低気圧の影響で高潮被害を受けた痕跡がまだまだ多く残っているのを感じました。以前あった木道や展望台はなく、一部の木道は閉鎖されていました。人の気配が多いので野鳥たちも近くにはいません。でも駐車場入り口にキタキツネの子供たちが楽しそうに遊んでいるのを見ることができました。
別海北方展望塔
風連湖から約50キロほど移動して立ち寄ったのが、別海北方展望塔。道の駅おだいとうと同じ建物にあって3階部分が展望塔になっています。展望台からは野付半島の先端を見ることができ、行った日は近くに丹頂の姿も見ることができました。1階にレストランがありカレーなどの軽食が頂けるのですが(美味しそうでした)、ランチはボイルのシマエビをいただく予定なので、我慢。
海紋
1週間後に「シマエビ祭り」を控えている野付漁業協同組合直営の海紋というお店に行きました。店内でボイルしたシマエビが販売されていました。イートインコーナーもあります。食事していきたかったのですが、雲行きが怪しかったので急いで野付半島に向かうことになり、お昼抜きで移動することに・・・。
野付半島ネイチャーセンター
地図上で野付半島を走る道道950号線を見ると左右には海が迫って陸地がないようなイメージを持っていましたが、しっかりと陸地はあって少なくとも海上を車で走行しているようには思えませんでした。ネイチャーセンターはその950号線を15キロ行ったところにあり、トドワラ観光の拠点になっています。2階建てログハウス作りの素敵な建物の中にありました。レストランには食欲をそそるメニューが並んでましたが、天候を気にしていたのでまずはトドワラを見学し、そのあと遅い昼食をネイチャーセンター内でとることにしました。
トドワラ
トドワラへはネイチャーセンターから約1キロ行ったところにあります。予定では行きは徒歩、帰りはトラクターの予定でしたが、トラクターは定時運行しているわけでなく、ネイチャーセンターから乗車する客がいないと、トドワラまで来ることはないということでした。チケットは片道のみ購入できますが、帰りにトラクターに乗れるかどうかは保証できないということです。なので、確実に乗車したい場合は行きに乗ることになります。ただ、出発したばかりで戻ってくるのに15~20分程かかるということで、仕方なく往復徒歩になりました。細い木道が陸地から海上へ延々と続いていて、突き当りがトドワラです。自然が作り出したものなので枯れ果てた姿は刻々と変化しているようです。その日は思い描いていた風景ではなく、拍子抜けというか写真で見たほうがよかったと、ちょっぴり残念でした。遠方からしか見れませんが「ナラワラ」の方がよかったです。
野付埼灯台
野付埼灯台はネイチャーセンターから更に950号線を突き当りまで行き、そこから徒歩で500m程行ったところにあります。突き当りには駐車場がありますが、実はダートの道がまだまだ延々と続いています。漁業関係者のみ車両で通行可能とのことでした。私有地なのかも?野付半島は自然の宝庫で人工物はないと勝手に思ってましたが建物があって、トドワラと同じでちょっぴりがっかりしましたが、近くにあったハイドにも立ち寄ってみました。
「湯宿だいいち」に宿泊
道東エリアでは人気の高い温泉宿です。近辺には他に1軒の宿がある程度でコンビニなどお店は見当たりません。一番近いコンビニまで16キロはあります。近くに「養老牛温泉 からまつの湯」という秘湯がありますが、山中には熊の出没情報があるので熊鈴を貸してくれるとのことでしたが、行くのはやめました。また、宿の裏手にはモシベツ(標津)川が流れていて7月から釣りが楽しめるということです。なかなか人気の釣りスポットのようで、この界隈は映画「釣りバカ日誌」のロケ地にもなったとか。
詳細はこちら:湯宿だいいち宿泊記「TOBU SOUTH HILLS」
湯宿だいいちをチェックアウトして飛行機登場時刻まで2時間ほどの時間があったため、開陽台か裏摩周湖に立ち寄ろうと計画していましたが、あいにくの雨天のため急遽屋内観光ということで、中標津町にある大型ショッピングセンター「TOBU SOUTH HILLS」に行くことにしました。
5泊6日の道東の旅は1日目に晴天に恵まれ素晴らしい景色を見ることができたのでまぁまぁ満足だが、景勝地が多いため全ては天気に左右されると思い知らされました。どちらかというと冬にバードウオッチングに訪れる人の方が多そうですが、冬が訪れる前に再訪したいと思いました。