能古島 (のこのしま) への旅:島へのアクセスと島内の移動方法
能古島は、福岡市の西に位置する自然豊かな離島で、市内からフェリーに乗って10分。日帰りで気軽に楽しめる観光地です。この記事では能古島へのアクセスと、能古島の観光マップをもとに島内の移動方法、能古島までの交通費を紹介します。
能古島へのアクセス方法
博多駅から能古島へ
下の地図は博多駅から能古島へのアクセス経路の全体図です。
博多駅からバスで40分、「フェリーターミナル」近くのバス停「能古渡船場」に行き、フェリーに乗り換えて10分で能古島に到着します。
博多駅から地下鉄で「フェリーターミナル」に行く場合、「姪浜駅」で下車してさらにバスで「フェリーターミナル」に行く必要があり乗り換えが増えます。
地下鉄かバスか:交通費と時間比較
博多駅から「フェリーターミナル」に行く場合、バスか地下鉄とバスの2通りです。所要時間はおおよそです。
- バス:所要時間40分。500円。
- 地下鉄とバス:所要時間35分(乗換時間除く)。510円。
博多駅からは乗り換えなしで行けるバスが便利です。「博多駅前Aバス停」より「301」「302」バスに乗車して「能古渡船場」で下車します。バスは日中だと1時間に5本から7本あります。時刻表はこちらで調べることができます。:https://jik.nishitetsu.jp/route
福岡空港から能古島へ
福岡空港からフェリーターミナルへの路線バスがないため、博多駅まで出て博多駅からバスに乗車します。空港から地下鉄で「姪浜駅」まで乗車して路線バスに乗り換えてもよいですが、博多駅の方がバスの本数が多く乗り換えが楽です。
フェリーで能古島へ
能古島へは約1キロ、フェリーで約10分乗船します。フェリーは1時間に1本の頻度で出航していて大人240円(2024年6月時点)。
下の写真は能古島はフェリーターミナルから見る能古島とフェリーです。
フェリーターミナルには、「姪浜旅客待合所」があってここで出航を待ちます。
建物内には化粧室やコインロッカー、自販機、売店があります。売店は、ちょっとしたお土産品、スナック、飲み物などを販売しています。
海上タクシー
能古島へはフェリーの他に『海上タクシー』があります。料金はフェリーに比べて倍近く、片道で4人以上乗船1人500円です。(2024年6月時点)フェリーは10分かかりますが海上タクシーは約4分です。
能古島の観光名所と観光マップ
能古島は下の地図のように南北3.5Km、東西2Km、1周12Kmの小さな島です。西側には道路がありません。
能古島の見どころ
能古島の人気の観光名所は、『能古島アイランドパーク』。その他の観光名所として、展望台や、灯台、キャンプ場併設の海水浴場、北浦城跡などがありますが、Googleの集計評価は4.0に届かず低いです。
能古島で観光するとしたら、『能古島アイランドパーク』の一択になります。『能古島アイランドパーク』へのアクセスは次の島内の移動方法で紹介してます。
『能古島アイランドパーク』の楽しみ方
フラワーパーク
『能古島アイランドパーク』は、四季折々の花々が咲き誇る美しい公園です。特に春の菜の花畑や秋のコスモス畑は必見です。花の開花に合わせて無料の花の摘み取りイベントが行われてます。
ウェディング
海に囲まれ、絶景スポットが点在するため、ウェディング写真の前撮りやリゾートウェディングにも人気です。屋根付きの会場や宿泊施設もあり趣向を凝らしたプランを相談しながら作ることができます。
家族連れ
また、広大な敷地内には子供向けの遊具や動物ふれあい広場もあり、家族連れでも楽しめます。
地元グルメ
島内にはいくつかの食事処があります。「能古うどん」や「能古島アイランドカレー」は地元の名物として人気があります。『能古島アイランドパーク』内には、「能古うどん」をいただける食事処や、BBQ処があって食事に困ることはありません。
※園内にお弁当などの持ち込みができます。
島内の移動方法
島内の行き先が『能古島アイランドパーク』のみの場合は、フェリーターミナルから西鉄バスの「アイランドパーク行き」バスに乗車して約13分。片道260円。(2024年6月)乗り切れない場合は臨時のバスが運行するので乗車できないという心配はありません。
フェリーとバスの連絡
下の表は、フェリーの出航、到着、『能古島アイランドパーク』行のバスの待ち時間、バスの出発時間、パークの到着時間を一覧にしたものです。
姪浜発 | 能古島到着 | 待ち時間 | バス発車 | パーク到着 |
---|---|---|---|---|
07:15 | 07:25 | 32分 | 07:57 | 08:10 |
07:45 | 07:55 | 50分 | ||
08:15 | 08:25 | 20分 | 08:45 | 08:58 |
09:15 | 09:25 | 10分 | 09:35 | 09:48 |
10:15 | 10:25 | 10分 | 10:35 | 10:48 |
11:15 | 11:25 | 10分 | 11:35 | 11:48 |
12:15 | 12:25 | 33分 | 12:58 | 13:11 |
13:15 | 13:25 | 15分 | 13:40 | 13:53 |
14:15 | 14:25 | 10分 | 14:35 | 14:48 |
15:15 | 15:25 | 10分 | 15:35 | 15:48 |
16:15 | 16:25 | 10分 | 16:35 | 16:48 |
フェリーは上記以外の時間帯もありますが、バスは全て表にまとめました。パークのオープンが9時のため、姪浜発8時15分のフェリーが人気がありそうです。(2024年6月調べ)
島内の移動手段
バスの時間を気にしないで移動したい場合は、電動自転車や電動三輪車「トゥクトゥク」のレンタル(予約不可)やトヨタのカーシェア(予約可)などがあります。
海水浴シーズンのみ、キャンプ村への無料送迎バスが利用できます。
最新情報は公式サイトへ:https://noko-chill.com/access
徒歩で『能古島アイランドパーク』へ
歩いて『能古島アイランドパーク』に行く場合、距離は約3キロで通常45分ほどかかります。海側と山側からの2通りありますが、海側から行った方が緩やかな登り道のためおすすめです。登坂のため、行よりも帰りにバスに乗車せず徒歩でフェリー乗り場まで行く人の方が多いようです。
能古島までの交通費
モデル例として博多駅から交通機関を利用して『能古島アイランドパーク』に行った場合と、車で能古島まで移動した場合、姪浜の「フェリーターミナル」に車を駐車して能古島でカーシェアを利用した場合の交通費をまとめました。金額は2024年6月時点の情報です。
博多駅から交通機関を利用して『能古島アイランドパーク』へ
博多駅からバスとフェリーを利用して『能古島アイランドパーク』へ行った場合の交通費は、大人一人往復2000円です。子供は、半額です。(小児運賃は6歳以上〜12歳未満で、大人の半額です。)
- 博多駅からフェリー乗り場までのバス:往復1000円
- 能古島までのフェリー:往復480円
- 能古島アイランドパークまでのバス:往復520円
人数別の交通費
人数別の交通費は次のようになります。
- 大人一人:往復2000円
- 大人一人、小学生一人:往復3000円
- 大人一人、小学生二人:往復4000円
- 大人二人:往復4000円
- 大人二人、小学生一人:往復5000円
- 大人二人、小学生二人:往復6000円
※『能古島アイランドパーク』では入園料がかかります。2024年6月時点では大人1500円。
車で能古島まで移動した場合の交通費
車で能古島まで移動した場合の交通費は、フェリーのみで、大人一人往復3140円かかります。(長さ4m未満の車の場合)長さ5m未満の車の場合は、大人一人往復5040円です。
フェリーは車1台に一人分の乗船料が含まれています。
『能古島アイランドパーク』の駐車場料金は無料です。
ガソリン代が別途かかります。
人数別の交通費
長さ4m未満の車の場合、人数別の交通費は次のようになります。
- 大人一人:往復3140円
- 大人一人、小学生一人:往復3380円
- 大人一人、小学生二人:往復3620円
- 大人二人:往復3600円
- 大人二人、小学生一人:往復3840円
- 大人二人、小学生二人:往復4080円
長さ4m未満の車の場合、大人二人以上、または、大人一人、小学生二人以上なら車の移動がお得になります。
長さ5m未満の車の場合、人数別の交通費は次のようになります。
- 大人一人:往復5040円
- 大人一人、小学生一人:往復5280円
- 大人一人、小学生二人:往復5520円
- 大人二人:往復5500円
- 大人二人、小学生一人:往復5740円
- 大人二人、小学生二人:往復5980円
能古島でカーシェアを利用した場合
能古島でカーシェアを利用した場合、何時間カーシェアを利用するかにより料金が左右されます。能古島のフェリー乗船場の駐車場は無料です。次の料金は5人乗りのアクアの基本料金で、6時間までなら保険とガソリン代が込みです。
- 5時間まで:4,400円
- 6時間まで:5,280円
- 12時間まで:7,480円
- 24時間まで:9,130円
6時間以上になると基本料金の他に1キロごとに16円加算されます。また、保険も別途かかります。
カーシェアを利用する場合、カーシェア料金の他に姪浜のフェリーターミナルに車を停め(1日510円)、人数分のフェリー乗船料がかかります。
交通費まとめ
福島市内から能古島へ車で移動するなら軽自動車で大人二人以上がお得です。ただし、フェリーの積載には上限があり、車両の乗船予約ができません。車を積載するなら人気の時間帯を外して早めに移動しましょう。
もし、フェリーに積載できない場合は姪浜渡船場にある駐車場に駐車(1日510円)してフェリーに乗船するか次の船に乗るしかありません。